イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて来られるのを見て、彼らは恐れた。

今日のみことば

ヨハネ6,20-21「イエスは言われた。『わたしだ。恐れることはない。』そこで、彼らはイエスを舟に迎え入れようとした。すると間もなく、舟は目指す地に着いた。

感想

 湖の上を歩く主はどんな風だったのだろうと思う。まるでスケート選手のようにすーっと滑るようだったのか。そうではなく、道路を歩くように一歩一歩歩かれたらしい。弟子たちが「幽霊だ!」(マルコ6,49)と大騒ぎしたのは当然だ。
 ところで、「わたしだ」はモーセに現れた神のことば「わたしはありてある者ヤーウェ」のギリシャ語版だという。聞き慣れた主の声に安心して「先生、お乗りください」とか何とか言っている内に舟はあっという間に目的地に着いた。
 マルコでは、主が舟に乗り込まれたことになっているがヨハネでは「お迎えしなくては!」と思っただけ。いずれにしても、弟子たちと先生との親しい関わりが回復した。それができさえすればいい。弟子たちの足取りも軽くなって目指すところに難なくつくことができた。
 私たちにも言えることのように思う。イエス様が一緒だから思い煩うことはない!そんな毎日でありたい。

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