「天の国のために結婚しない者もいる」を巡って

今日のみ言葉

マタイ19・3-12 
 ファリサイ派の人々が近寄り、イエスを試そうとして、「何か理由があれば,夫が離縁することは律法にかなったいるでしょうか」と言った。・・・弟子たちは、「夫婦の間柄がそんなものなら,妻を迎えない方がましです」と言った。イエスは言われた。「誰もがこのこ言葉を受け入れるのはなく、望まれたものだけである。・・・天の国のために結婚しない者もいる。それを受け入れることのできる人は受け入れなさい。」

感想

 今日のみ言葉は、結婚式の時に朗読されたりするだけで、普段の私たちにとっては、なんとも取り付く島もないところ。それでも、「天の国のために結婚しない者もいる」箇所の「天の国のために」はカギとなる言葉だ。結婚するしないの問題を超えて、信者の生き方そのものが目指しているのは「天の国のため」。「天の国」という言葉は、マタイの好きな言い方で、マタイだけが使っている。33回も。
 それはともかくとして、天の国とは私たちが言う天国のことではない。そういう来世のことではなく、神の国のこと。ちなみにルカは天の国と言わずに神の国という。34回も。
 ここも、聖書の勉強ではないので先を急ごう。とにかく、神の国の最大の特徴はおおらかさ、おだやかさ、周りの人に安心感を与えること、などなど。数え上げるときりがないが、少なくとも、「私が、私が」的生き方が平和を壊す元凶であることをしっかりわきまえた今日でありたい。
被昇天の聖母


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