夜明けは近い!夜の闇に響く預言者たちの声を聞けた知恵ある者の言葉

今日のみ言葉

知恵の書18・14-16、19・6-9
「沈黙の静けさが全てを包み、夜が速やかな歩めで半ばに達したとき、あなたの全能の言葉は天の王座から、情け容赦ない強者のように今野滅びの地に下った。・・・紅海には妨げるもののない道ができ、逆巻く波からは草の生えている平野が出現した。・・・」

感想

知恵の書は、紀元前80年代に書かれたと言われる。ローマの支配下にあってメシア待望論が人々に希望をもたらしていた時代と思われる。そんな人々の希望が単なる妄想ではないことを裏付けるかのように、出エジプトの記憶を呼び覚ましている感じのする箇所だ。また、バビロン捕囚を体験した先祖たちにも思いをはせているのかもしれない。

様々な苦難の後にやってくる神様の救いの業に信頼を置くように促しているようにも思う。そして、そのメッセージは現代の私たちにも、いわば有効。なぜなら、私たちは、知恵の書の時代の人々が知らない新しい出エジプトである主の死と復活を知っているからだ。いや、信じているからだ。今日もそんな信仰を証しする希望の人であるように。
もうすぐゴール!がんばれ!



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