あなたがたあは、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近づいていると悟りなさい。
今日のみ言葉
ルカ21.29-33
「いちじくの木や、ほかの全ての木を見なさい。葉が出始めると、既に夏の近づいたことが自ずと分かる。・・・」
感想
時のしるし。一頃、はやり言葉のようにカトリック新聞でも盛んに見たものだが、最近は全く見なくなった。気候変動や環境破壊の問題と役者交代の感がある。ともあれ、「時のしるしを読む」ともよく言われていたように思うが、何か預言者めいて市井の民には少し遠い。日々の生活で、むしろ、大事なのは「空気を読む」こと。さらには、「人の気持ちが読めない」ことが、いざこざのもとになっている。季節の移り変わりを読むのは自然にできても、自分が身近な人々の中でどんな影響を及ぼしているかに気づくのは難しい。「分かってくれ!」と声を上げたくなることもある。そういう自分も、人に我慢を強いているところがあるはずだが・・・。