あの招かれた人たちの中で、私の食事を味わうものは一人もいない!
今日のみ言葉
ルカ14・15-24
「ある人が、盛大な宴会を催そうとして、…僕を送り、…「もう用意ができましたから、お出でください」と言わせた。すると、皆、次々に断った。…主人は怒って僕に言った。…「ご主人様、仰せの通りいたしましたが、まだ席があります」というと主人は言った。「通りや小道に出て行き、無理にでも人々を連れてきて、この家を一杯にしてくれ。あの招かれた人たちの中で、私の食事を味わうものは一人もいない。」
感想
教会離れの激しい日本の教会、というよりもわが指宿教会の姿が思われて気持ちは複雑。「誰でもいいから、無理やり引っ張ってきなさい」という命令の真意がいまいちつかめないからだ。指宿の人は誰でもいいから引っ張って来い!など、乱暴なことができるわけがないのに。第一、主人が神様のこととして、招待を断られたぐらいでキレる神様も度量がない。
とは言え、この話が、当時の指導者たちに向けられたものだとしたら、少しは分かるように思う。つまり、イエス様の宣教の対象はイスラエル人たち。しかし、中でも指導層の横柄さは目に余るものがあった。神から選ばれた者としての品性に欠け、聞く耳を持たない。「あの招かれた人たちの中で、私の食事を味わうものは一人もいない!」この最後の言葉に主の嘆きの深さが思われて胸が痛む。
信者は選ばれたもの。自分の信仰の度合いに関係なく、主の期待は大きい。今日は、そんな主の嘆きの深さを味わう日としたい。
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