聖書の中で最も退屈な記事は、マタイの第1章1節から始まる系図だが…

待降節第3火曜日

今日のみ言葉

マタイ1・1-17 イエス・キリストの系図

感想

タマル、ラハブ、ルツ、ウリヤの妻(ベテシバ)これら4人の女性はいずれも罪の匂いのする人たち。ラハブは娼婦。ルツは異教徒。タマルは娼婦に化けて義理の父親との間に子をもうけた。ウリヤの妻の場合は悪いのはダビデだが、いずれにしても、こうした人々が救い主の先祖。人間的に見ればあまりいい血統とはいいがたい。

イエス様はそのことを十分わきまえておられたのではないか。マグダラのマリアをはじめ、異邦人のやもめの息子を生き返らせ、誰をも拒まれることはなかった。長々とした系図は確かに退屈で無味乾燥だが、誰もが愛される価値があるという福音の神髄を伝える目的があったものと思われる。

そんな救い主の心を私たちに見せてくれているのがフランシスコ教皇。日本中の人々に深い感銘を与えたと思う。今日も、そんな教皇に倣う日にしようと思う。
聖ヨハネ・パウロ二世は地面に接吻された

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