土はひとりでに実を結ばせるのであり、どうしてそうなるのか人は知らない

今日のみ言葉

マルコ4.26-34
「神の国は次のようなものである。人が土に種をまいて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのかその人は知らない。土はひとりでに実を結ばせるのであり、・・・それはからし種のようなものである。・・・。」

感想

ザビエル教会の聖書の庭にはからし種の木が植えてある。黄色い可憐な花が年中咲く。花の後には種ができるが、その種は微少なもので、数知れない。しかし、種をまいたからといって発芽するわけではない。ところが、いつの間にか、教区本部棟の屋上の片隅で発芽したり、中には、電車通りを超えた向こうの空き地で芽を出したりすることもあった。まさに、「どうしてそうなるのか」不思議な木だ。

今日のたとえ話は、宣教の実りがなかなか見える形で現われない日本の教会のために語られているよう。もしかして、宣教していないのかもしれないが。それはともかく、欧米と同じで、教会はしぼんでいくばかり、というのは本当。しかし、福音の種がまかれているのも事実だし、どこかで発芽しているのも事実。「10年後はどうなるか」と危惧されている我が指宿教会も他人ごとではないが。

それでも、自分の中に播かれた福音の種が出会った人々の中に飛んで行って思いがけない時に発芽することを楽しみに待ちたい。
緋寒桜inフラワーパーク200127





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