豚の群れを失ったゲラサの人々が被ったさらに大きな損失とは?

ユスト高山右近福者殉教者

今日のみ言葉

マルコ5.1-20 悪霊にとりつかれたゲラサの人をいやす

感想

豚コレラでもあるまいに、イエス様も乱暴なことをなさった。悪霊にとりつかれた人を救うためとはいえ、人々の大事な資産である2000匹もの豚の群れをガリラヤ湖に沈めてしまうことはなかったのではないかと同情してしまう。著者のマルコにしても、その後の村の様子を書かない。ただ一言、癒された人がいろいろ話すのを聞いて、「人々は皆驚いた」(20節)と記すのみだ。聖書はどうしてこうもぶっきらぼうなのかといまだに思う。「だから、後は想像して自分の聖書をかくのです」と10日前に明光生たちに話したばかりなんだが。

ともあれ、生活の糧を稼ぐ苦労を知らない司祭の立場から言えば、何よりも大きな損失は、イエス様に出ていってもらったこと。もっとも、「皆驚いた」とあるから、「あの先生にもう一度来てもらって、話を聞きたい」ということになったのかもしれない。

いずれにしろ、考えてみると、これは遠い昔の話ではなく、わが身に起こっている現実ではないのか。自分の都合優先は日常茶飯事。ここまで書いたら、豆まきに呼ばれた。そうだったか。今日はいみじくも節分。わがまま鬼に出ていってもらうことにするか。
鬼さん役も交代で


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