10月はロザリオの月

 7日(金)は「ロザリオの聖母の記念日」となっています。この記念日の由来について書いてみたいと思います。

 ロシアによるウクライナ侵略が続いていますが、マリアさまのこの記念日も実は戦争に関係しています。歴史の授業で聞いたこともあると思いますが、1571年のレパントの海戦のことです。

 当時オスマントルコがトルコをはじめ東欧やエジプトにまで領土を広げヨーロッパを伺うまでになりました。ネットで調べてみると、ヨーロッパをイスラム教徒から守るために教皇の呼びかけによって、ベニス、ゼノア、スペインが同盟してギリシャ沖でなされた会戦のこととあります。

 10月7日のことでした。絵を見ると、戦いはまるで運動会の騎馬戦のようで、1日にして決したようです。劣勢が予想される中での勝利は武器の力ではなく、「マリアさまへのお祈りによって勝ったのだ」ということで、当時の教皇ピオ5世がこの日を「ロザリオの聖母の記念日」と定めたそうです。

 実際は両軍合わせて1万2千人あまりの戦死者が出たそうです。それを思うと、大砲に槍や弓といういわゆる武器によって多くの犠牲者を出すことになる戦争の音頭を教皇がとったというのは今日では考えられないことですね。戦争は領土や国民、信仰を守るのに最善の方法ではなかったはずですが、当時としては何の抵抗もなく戦勝記念日として喜ぶことができたのでしょう。

 やはり、ウクライナと重なります。話し合いもできない、力と力のぶつかり合いを周りは、「戦争反対」のプラカードを掲げて無言の行進をしながら見守ることしかできない。もどかしいことですが、殺し合うという人間の愚かさの前にあって人は今も昔も祈ることしかできないというのは本当だと思います。

 ロザリオの月にあたり、今月はとくにロシアやミャンマーの独裁者たちの回心のために聖母にロザリオのお祈りを沢山捧げましょう。

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