またあなたと共に

郡山 健次郎

 このタイトルに唐突な感じがしたと思います。実は、今月からこれまでのミサのお祈りや所作が変わることになりました。50年前の公会議でラテン語のミサが日本語に変わり、主の祈りやめでたしのお祈りも何度か変わりました。出来るだけ、日本語本来の美しい響きをどうしたらミサやお祈りに反映させることが出来るだろうかと試行錯誤してきたからです。 

 主の祈りとめでたしは最終版が完成しましたが、ミサのお祈りだけはこの50年全く変わることが出来ませんでした。例えば、「主は皆さんとともに」という司祭の呼びかけに信徒は「また司祭とともに」と答えていました。しかし、ラテン語の原文を直訳すると信徒の答えは「あなたの霊とともに」となります。これでは日本語として奇異な感じがしますし、第一意味をなしません。 

 しかし、フィリピンやアメリカなど英語を話す国ではとっくに「あなたの霊とともに」となっています。英語圏の人々には違和感はないようです。 

 ともあれ、日本では、最終的にタイトルのようになりました。もちろん、このためだけに50年もかかったわけではありません。司教団がミサのすべての言葉を一語一語検討してバチカンに送り、裁決を仰ぐという作業が延々と続いたのです。しかも、こうした改訂作業が世界中の教会でなされていたわけで、当然長い時間がかかるわけです。 

 いずれにしても、こうした牛歩の歩みでも、新しいミサの典礼をようやく執り行うことが出来ることをとても嬉しく思っています。 

 ところで、11月は死者の月です。先にみまかった天上の教会で憩う皆さんとも新しいミサを通して交わり、一人でも多くの地上の教会の皆さんがこの新しい息吹に触れることが出来るよう祈ります。


 

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