信者の年末
信者の年末
皆さん、先ずはメリークリスマス!
今年も一ヶ月を残すのみとなりましたが、年末をどのようにお過ごしでしょうか。私たち信者にとっては年末と言えば何といってもクリスマスですね。
若い人達にとってクリスマスは楽しいイベントの一つになっていますが、それでもザビエル教会の深夜ミサにはパーテイー帰りの若い人達が沢山立ち寄っていました。もっとも、この数年のコロナ禍でパーティーもままならなくなったのでこの頃のことは分りませんが。
また子どもたちにとってのクリスマスは、正月でお年玉をもらうようにクリスマスプレゼントをもらう日になっているのかも知れません。そして子どもがいる家庭ではクリスマスケーキを食べる日になっているのでしょう。
いずれにしても、日本中の人にとってクリスマスがたった1日限りの喜びの日として定着していることは、悪いことではないと思いますが、私たち信者にとってはやはり悲しいですね。
そんな中にあって、教会は年が明けた1月8日(日)までを降誕節として祝います。この日は東方の博士たちが幼子を拝みに来た日なので、主の御降誕が初めて公に知られた日として”主の公現”と言います。教会の暦はこの日をもって白い祭服で祝う降誕節から緑色の年間という季節になります。
このように、今さら言うまでもないことですが、私たち信者にとってクリスマスは1日限りの楽しいイベントではなく、救い主の誕生を2週間もかけてお祝いする大事な出来事なのです。
世の中が年末商戦に明け暮れるこの季節、皆さんが、心静かにまぐさ桶の幼子イエス様に思いをはせ、”めでたしのお祈り”(アベマリア)を捧げながらマリア様と共に過ごす心穏やかな毎日であるよう祈ります。
ではよい年をお迎えください。